和を以って貴しと為すの意味。世界で活躍する日本人の為に

 

海外で活躍する青い和を持った日本人を増やす

青和プロジェクト

 

この「和」という言葉には

「日本」という意味もありますし

調和の意味もあり

 

様々な捉え方が出来ますが

すべて含めて「和」であり

 

海外に出てみて

日本人の持つ「和」というのは

やはり特別な思想と感じる反面

 

協調性が無いとか

和を乱す

 

という表現に見られる

何かおかしいなと感じていた部分も

 

「和」という事を理解できた時に

疑問が無くなりました。

 

ここでは日本人が大事にしてきた

「和」という部分の意味と

 

これから日本人として世界で生きていく為に

必要な「和」について

 

僕の考えをここに書いてみたいと思います。

 

和を以って貴しと為すの意味

 

和を以って尊しとも書いても

間違いではないそうですがここでは

貴しと表記します。

 

結論から言えば

和をもって貴しと為すというのは

 

全員の意見をすべて取り入れて

その場に居合わせた人全員が賛成になるまで話し合う

 

という事です。

 

この様に

人が集まった時そこには「和」が存在して

これを尊重する事を日本人は大切にしてきました。

 

 

日本の古くからの歴史を記している古事記

その中身は古くからの歴史を「神話のように書かれて」いますが

内容の元は現実としてあったことで

 

その中には

 

これからどうしていくかという事を決めるために

「八百万の神が一つの場所にあつまり、皆の意見が一致する前で話し合った」

ととれる内容が存在しています。

 

つまり、はるか昔から日本人には

「意見が一つになるまでとことん話し合って決める」

という文化があり

 

これが「意見を足し合わせる」

つまり「和」をもってという事になるんです。

 

今は

 

意見が食い違えば多数決になったり

 

皆の意見がまとまりそうな時に

違う意見が出てくると嫌な顔をされたり

 

場の流れにそぐわないような発言は

空気を読めと言われたり

 

本来の意味合いとは違った方向で「和」が解釈されていますが

これはおそらく資本主義が生み出した流れだと思います。

 

時間がかかっても

それぞれの意見を足し合わせて出来上がってきたものこそ

 

本質的に大切なものであると日本人は理解をしていたので

 

高い文化を持ち

高度経済成長を遂げることが出来たのですが

 

それを失い

中々復活できていないという現状があります。

 

僕はこの「和をもって貴しと為す」は

 

多くの分野に応用することが出来ますし

活用していくことで日本は変わると思います。

 

その例として

「和をもって貴しと為す」

をもって

 

多大な影響を与えた人物とものを紹介したいと思います。

 

 

iPhoneとスティーブ・ジョブズ

 

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今でこそ当たり前に使われているiPhone。

 

人類初のスマートフォンとして

完全に人々の生活を変えてしまったものですが

 

このiPhoneの持っている機能自体は

当時としては新しいものではなく

 

電話

インターネットの出来るPC

音楽の聴けるiPod

 

の和をとっただけなんです。

 

ただ、当時の考え方で考えた場合

 

ボタンの配置が複雑になる

使い方も複雑になり使いこなせない

とても大きなモノになってしまう

 

など、問題点は沢山ありました。

 

ただ、これらの和をとって

 

すべての機能を満たしながらも

電話のサイズを保つ

 

という和をもったことでiPhoneが出来上がり

その後の事については今の世界の通りです。

 

このスティーブ・ジョブズが

禅を学ぶために日本によく来ていた事は有名な話でして

 

和をもってという事を

言葉として意識をしていたかは分かりませんが

 

この禅の中からヒントを得て

iPhoneが生まれたのではないかなと

僕は考えています。

 

 

集まった人の和の和を取る

 

日本人が本来得意だったのは

その場に集まった全員の意見を足し合わせて

最善の方向を導き出す「和を尊ぶ」事だったと思います。

 

このためには

意見の違いを受け入れた上でその先の意見を出していくという

相手を尊重する心が必要になります。

 

尊敬語、謙譲語に代表されるように

日本人は本来、相手を立てる

つまり、相手を敬う文化を持っています。

 

海外に出ても「ありがとうございます」と

頭を自然と誰にでも下げられるのは日本人の美徳だと思いますし

 

この姿勢こそがこれからの時代、大切になってきます。

 

資本主義が広がり

自分が良ければ、自分の稼ぎが上がれば

という事がクローズアップされるようになって

もう随分経ちますが

 

利己でいる人は長く続きません。

それは海外でビジネスをしていれば

撤退という形で顕著に出ます。

 

最初は上手くいっても4年と持ちません。

 

一方、高度経済成長の時に海外に出た日本の会社は

今でも現地に根付いて活躍をしています。

 

つまり、日本人が海外で活躍する鍵が

この「和」にはあり、本来

日本人が最も得意とする所であると考えています。

 

キリスト教などの宗教の受け入れ(クリスマスやハロウィン)

外来語をそのまま取り入れる

海外の技術を取り入れて昇華させる

 

という様に

色々な考え方を受け入れながらそれを調和させてきています。

 

この和を貴ぶという事が

これから人と関わっていく上で大切な事で

これが出来るから人が集まった時に

大きな力が発揮される。

 

青和プロジェクトでは

この「和を貴ぶ」ことで起きる事を

現実の世界に広げて行きたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

青を仕事にしている青の人。生まれた時から青好きで青に好かれ、持ち物一式青色です。青好きの記事は検索1位になり、青い財布の話はYahooニュースになりました。そして、ANAから仕事が来た時から「青が仕事」に。世界中の青を通訳するのが使命。