人生青色 青峰です。
人生を思い通りにしようと思った時には
雇う側の能力がどうしても必要になります。
いわゆる経営者としての能力ですね。
僕は4年間サラリーマンをしている間は雇われ側として
4年間、経営者(のポジション)をやってきて
やっと、経営者に近い所まで
来れたかなと感じたので
サラリーマンと経営者の意識として違う所を
書いてみたいと思います。
サラリーマンから経営者へと変わろうと考えている方の
参考になればと書いていきたいと思います。
会社として見た時のコスト感覚
雇う側と雇われる側の大きな違いが
このコスト感覚だと思います。
サラリーマンにとっての収入は
経営者にとってはコストになります。
サラリーマンにとっての経費はコストになりませんが
経営者にとっての経費はコストです。
こう書くとサラリーマン側から見ると
給料はコストだから経営者は給料を上げたがらない
みたいな事を思うかもしれませんが
人として健全な経営者であれば
「出来れば給料を上げてあげたい」
と思っています。
ただ、上げてしまえば
人情的にも戻しにくい訳で
日本では給料を1万円上げると
それに応じて社会保障費用等も上がるので
給料1万円辺り3万円くらいの売り上げが無いと
上げられないんですね。
一度、契約を取ったら
毎月売り上げが3万円なにもしないで入ってくる様な
仕組みの会社であれば上げやすいでしょうが
そんなビジネスモデルの会社は少ないでしょうし
もし、仮にあったとしても
その売り上げは1人で上げたものでは無いでしょうから
実際に給料に反映はされないと思います。
この辺り、文章で書いても伝わりにくいのですが
一度、会社の会計をしてみればこの感覚はわかってくると思います。
というよりしてみないと分からないと思いますね。
自分が上げた売り上げに対して
誰が関わっているのか?
その人達の人件費は?使った経費は?
サラリーマンだったら
普通は自分のやった仕事と給料しか見えないので
これらを知ることは結構難しいです。
ベンチャー企業の時に
自分の部署のメンバーについては給料を把握出来ましたが
別部署の給料は社内で知ることは難しく
それぞれの経費に至ってはもっと見えませんでした。
そして、見えていなかった部分も
経営者としてやったからこそ
見えていなかった事が分かりますが
当時はそこまで
意識が到達しなかったように思います。
僕の結論としては
サラリーマンである限り経営者の気持ちは理解できない
経営者になるための
本を何十冊と読んでも近い立場を経験しなければ
理解は出来ないです。
決断するという事
サラリーマンから経営者になる時
最も時間がかかって苦労したのがココです。
値段を決める事
方針を決める事
決済をする事
どんな決断も結果として
上手くいったかどうかは分かっても
決断する時には
「先は全く分からない」
訳で、失敗するのが嫌で
失敗恐怖症だった僕は
決める事が出来ていませんでした。
サラリーマンであれば
上司に「コレでいいですか?」
と聞けば「僕でない誰か」が決断をしてくれて
仕事は進んでいきます。
そして、その決断には関係なく
給料は貰えますし
なんだかんだで下がるという事は無いので
自分の決断が収入を大きく左右する。
みたいな感覚はありませんでした。
しかし、経営者になれば
一つ一つの決断が「結果」として出てきます。
良い結果が出ればよいですが
出なかったとしても受け止めなければいけません。
それが、広告や外注などをすれば
限りある資金の中から費用として出て行くわけで
なくなれば終わりですから
これはサラリーマンでは
まず、知る事の出来ない感覚です。
当然ですが
100%正しい決断を出来る人なんて居ないわけで
何かは必ず失敗します。
そして、
失敗を受け入れて前に進めるかどうか
というのが
経営者にはとても重要な要素だと思います。
また、決断しない間にも
会社のお金は人件費や光熱費等で減っていくので
失敗を受け入れて落ち込んでいる暇は無くて
また、すぐに次の決断をしなければいけません。
幸いにも決断が生死を分けるような環境はありませんでしたが
そういう事をしている経営者の方も沢山いるわけで
本当に経営者は凄いなと日々思いますね。
以上、サラリーマンと経営者の意識の違いでした。
雇われる側からすれば
経営者というのは給料の綱引きをする人なので
敵に感じるかもしれませんが
もっと感謝をするべき人だと思います。
今、思う所は以上ですが
また、思いついたら書き足していきたいと思います。